サイン資材応援カタログVOL1-3
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内照用蛍光灯ホルダーサイン用蛍光灯器具取扱説明1.器具は必ず電源電圧(100V・200V等)及び電源周波数(50Hzまたは60Hz)に適合したもの をご使用ください。適合しない器具を使用すると、火災・焼損等の原因となることがあります。2.器具の取り付けの際は、ブッシングを使用するとともに、コード・電源を挟み込まないようにご 注意ください。コード・電線を挟み込むと、漏電・火災の原因となることがあります。3.器具を多数使用する場合は、適切な間隔を開けるとともに、十分な換気をしてください。器具の 密着や換気不足のため過熱し、火災・焼損の原因となることがあります。4.配線に使用するコード・電線は、容量・電圧降下を考慮し、十分に余裕のあるものをご使用くださ い。余裕がないと、火災や点灯不良の原因となることがありあます。5.蛍光ランプ及びグローランプは、器具に適合したものをご使用ください。6.雨水の侵入する恐れのある広告灯の場合、広告灯上部及び側面の雨じまいには特にご注意いた だくとともに、必ず安定器の電源線が、下側または横側になるようご使用ください。7.器具の周囲の温度は、極力5℃~35℃の範囲でご使用ください。低温で使用すると、点灯不確実 や短寿命となることがあり、高温で使用すると短寿命や焼損・火災の原因となることがあります。8.器具・広告灯の取付工事は、電機設備技術基準に準拠して行ってください。ランプが点滅を繰り返したり、端部が赤くなったりして正常に点灯しない場合は、直ちに電源を切り、交換してください。放置しますと安定器が過熱し、短寿命や焼損等の原因となります。蛍光灯器具には、蛍光ランプの特性上、安定器が必要です。この安定器のコイルの作用により、電圧と電流に位相のズレが生じ、そのままでは入力電流のうち、かなりの部分が無効電力となり、力率は約50%前後に低下します。この回路に適切な容量のコンデンサーを接続することで、電圧と電流の位相のズレが改善され、無効電力が減り、入力電流も下がり、高力率(力率85%以上)となります。高力率型サッシを使用すれば、入力電流が下がった分、同一電源容量で灯数を増やすことが可能になり、大型多灯看板に適しています。また、配線に使用する電線も、それだけ細くすることができます。例えば、40W100V低力率型サッシを使用した場合、1灯あたりの消費電力は約50W、入力電流は0.9Aですが、高力率型サッシでは0.55Aとなります。なお、低力率、高力率によって、消費電力が変わることはありません。蛍光灯器具の耐用年限は、使用時間・電源電圧・周囲温度・メンテナンスの良否等に大きく影響されます。中でも、蛍光灯器具の心臓部である安定器の寿命については、正常な使用状態で8~10年と考えられており、過電圧や高温下等の使用により、安定器温度が8~10℃上昇するごとに寿命は1/2になるといわれています(JIS C8108参照)。通常、古くなった安定器は、不点による寿命としてお取り替えいただいていると考えられますが、ごくまれに、安定器巻線の部分的な短絡に始まり、異臭の発生、発煙、発火、コンデンサー寿命による破損に至ることがあります。もし、次のような要注意現象が現れた場合には、至急器具のチェックを行い、寿命の近い器具は、交換してください。1 ランプの端部がすぐ黒化してしまう。また、ランプの寿命が短くなった。2 以前より暗くなってきたような気がする。3 器具の故障が増えてきた。ご使用になる前に、必ずこの取扱説明をお読みいただき、正しくお取り扱いいただきますようをお願いいたします。A.取付工事についてB.メンテナンスについてC.器具の耐用年限について高力率について注意Fluorescent lamp holder5232
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