プラスチック加工応援カタログVOL4
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108樹脂板は、粘りと弾力性を持った粘弾性物質(熱可塑性樹脂類に顕著)です。穴あけを初め、樹脂加工用刃物はこの点への留意が 肝要です。総じて樹脂加工用刃物の基本要素としては、以下の点を満たす必要が有ります。 ①鋭利で鋭く切れる刃先を持つ ②刃先は平滑でなめらかな稜線を持つ ③切削屑の影響を受けにくい台金形状を持つ 以上の「刃物の三要素」と共に、切削屑の排出と集塵は重要で、樹脂加工は切削屑対策に尽きると言われるくらいです ■汎用ドリル各部の名称 ■一般的に適合する刃形 チゼルエッジ コーナー チゼルエッジ長さ チゼル角 チゼルエッジ 二番取り深さ 二番取り直径 二番取り面 切れ刃の長さ 逃げ面 逃げ角 先端角 ねじれ角 リーディングエッジ シンニング マージン マージン幅 溝幅 ランド幅 外周コーナー 切れ刃 ヒール すくい面 先端鋭角形(通し穴用) 先端鈍角形「ローソク形(180°~130°程度)」(止め穴及び薄板用) 卦引き付きローソク形(FRP等の繊維入り樹脂板用) 「木材加工用と同様、繊維を切断しながら穴を明ける。 (木工用錐/座繰り錐に類似)」 1) 中心点に尖ったセンターを持っている。(ドリル振れの防止) 2) 切れ刃の食い込みを防ぐ形状に成っている。(切れ刃スクイ角を0°程度の鈍角又は二番逃げ角を3~10°程度に少なく、の何れかで対応)(食い込みの防止) 3) 切削屑の収容と排出が容易な形状に成っている。(切削屑による悪影響の防止) ■樹脂用ドリルの要点(刃物の三要素を前提として) 資 料 資 料 樹脂板用ドリル
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