プラスチック加工応援カタログVOL4
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111Ⅰ ガラスセルキャスト方式(キャスト板) ■特性 ■取り扱い上の留意点 ■パソコンの画面や携帯電話のモニター窓に使用されているアクリル板は、連続キャスト板が多い。  (表面が柔らかい弱点があるため、ハードコート品が主流) 1)透明性 可視光線の光線透過率は、ガラスより優れた値である。 材料 光線透過率 メタクリル(PMMA) 93%ポリカーボネート(PC) 87%塩化ビニール(PVC) 84%ガラス 90% 2)加 工 性 切断、穴あけ、曲げ、曲面の成形が容易にでき、溶剤や接着剤での貼り付けが可能である。 3)耐衝撃性 アクリル板に何かを打ち付けてもガラスの様に破片が飛び散らず、ヒビ割れ叉は小さな       面積での破損ですみ建築材料としても向いている。 4)着 色 性 透明、半透明、不透明は勿論のことカラーバリエーションが豊富である。 熱により変形が起こる。保管は50℃以下の場所で行う 表面硬度が純アルミと同程度と柔らかく傷が付き易い。表面の保護と取り扱いに注意 摩擦により帯電し浮遊する塵も付着する。傷・ゴミ対策が必要 温度と湿度で大きく伸縮する。他の素材と組み合わせ使用する場合は特に配慮を要す 塗料や接着剤で表面にヒビ(クラック)が入る場合が有る。使用溶剤に注意 仕 様 板 厚 mm 分 子 量 硬度目安(鉛筆硬度) 2H程度 6~7H7H9H以上 温 度 損 傷 帯 電 膨 縮 溶 剤 ■三種類の製法 キャスト板 押出し板 連続キャスト板 1.5~100 0.65~10 0.6~151,000,000~2,000,000 10,000~20,000 100,000~200,000アクリル一般品 ハードコート板 (表面硬化板) メラミン板 (テーブル天板) 無機ガラス 種 別 硬 度 内 容 項 目 留  意  点 アクリル板(PMMA) 二枚のガラス板間へのキャスト(鋳込む)で重合による生産。少ロットで厚板から薄板まで対応でき、 各種着色板の生産にも応えられる。アクリル板の中では最も硬く、レーザー加工にも適する。 Ⅱ 押し出し製板方式(押し出し板) ペレットを溶かし、押し出しによる生産。大量生産に向き、最も厚み精度が良い。価格対応力も有り 薄板が主流である。軟化時、縦横の方向で伸縮に違いが生じる。 Ⅲ 連続製板方式(連続キャスト板) 三菱レイヨンが開発した生産方式で、厚み精度が良く重合による生産。L板やL型製法とも呼ばれる。 資 料

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